150点
注
1 別に厚生労働大臣が定める施設基準を満たす保険医療機関において、別に厚生
労働大臣が定める基準を満たす他の保険医療機関から紹介された患者又は別に厚生労働大臣が定める患者について、当該患者を紹介した他の保険医療機関からの求めに応じ、患者の同意を得て、診療状況を示す文書を提供した場合(区分番号A000に掲げる初診料を算定する日を除く。ただし、当該医療機関に次回受診する日の予約を行った場合はこの限りでない。)に、提供する保険医療機関ごとに患者1人につき3月に1回に限り算定する。
2 注1に規定する患者以外の患者については、別に厚生労働大臣が定める施設基
準を満たす保険医療機関において、他の保険医療機関から紹介された患者について、当該患者を紹介した他の保険医療機関からの求めに応じ、患者の同意を得て、診療状況を示す文書を提供した場合(区分番号A000に掲げる初診料を算定する日を除く。ただし、当該医療機関に次回受診する日の予約を行った場合はこの限りではない。)に、提供する保険医療機関ごとに患者1人につき3月に1回に限り算定する。
3 別に厚生労働大臣が定める施設基準を満たす保険医療機関において、産科若し
くは産婦人科を標榜する保険医療機関から紹介された注1に規定する別に厚生労働大臣が定める患者又は産科若しくは産婦人科を標榜する別に厚生労働大臣が定める施設基準を満たす保険医療機関において、他の保険医療機関から紹介された注1に規定する別に厚生労働大臣が定める患者について、診療に基づき、頻回の情報提供の必要を認め、当該患者を紹介した他の保険医療機関に情報提供を行った場合は、注1の規定にかかわらず、月1回に限り算定する。
4 区分番号B009に掲げる診療情報提供料(Ⅰ)(同一の保険医療機関に対して
紹介を行った場合に限る。)を算定した月は、別に算定できない。
通知
(1) 診療情報提供料(Ⅲ)は、かかりつけ医機能を有する医療機関等と他の保険医療機関が
連携することで、質の高い診療が効率的に行われることを評価するものであり、かかりつけ医機能を有する医療機関等からの求めに応じ、患者の同意を得て、当該患者に関する診療状況を示す文書を提供した場合に、患者1人につき提供する保険医療機関ごとに3月に1回に限り算定する。
(2) 診療状況を示す文書については、次の事項を記載し、患者又は提供する保険医療機関に
交付すること。また、交付した文書の写しを診療録に添付すること。
ア 患者の氏名、生年月日、連絡先
イ 診療情報の提供先保険医療機関名
ウ 診療の方針、患者への指導内容、検査結果、投薬内容その他の診療状況の内容
エ 診療情報を提供する保険医療機関名及び担当医師名
(3) 必要に応じて、紹介元の医療機関が「注1」に規定する別に厚生労働大臣が定める基準
を満たす医療機関であるかを確認すること。
(4) 「注1」及び「注2」に規定する「次回受診する日の予約を行った場合」については、
次回受診する日を診療録に記載すること。なお、予約診療を実施していない医療機関については、次回受診する日を決めた上で、次回受診する日を診療録に記載していればよい。
(5) 次回受診する日の予約を行った上で、初診時に診療情報提供料(Ⅲ)を算定した場合は、
次回受診時に予約に基づく診察による特別の料金の徴収はできない。
(6) 「注3」については、診療に基づき、頻回の情報提供の必要性を認め、当該患者を紹介
した他の保険医療機関に情報提供を行った場合に、月1回に限り算定する。
(7) 同一の患者について、同一の保険医療機関に対して紹介を行い区分番号「B009」診
療情報提供料(Ⅰ)を算定した保険医療機関においては、区分番号「B009」診療情報提供料(Ⅰ)を算定した月について、当該患者に対して診療情報提供料(Ⅲ)は別に算定できない。
(8) 当該情報を提供する保険医療機関と特別の関係にある保険医療機関に情報提供が行われ
た場合は算定できない。