令和06年医科診療報酬点数表 / 第2章 特掲診療料 / 第13部 病理診断 / 第1節 病理標本作製料 / 区分

N005-5 BRAF

V600E変異タンパク免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製 1,600点

通知

(1) BRAF V600E変異タンパク免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製は、以下のい
ずれかを目的として、免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製を行った場合に、患者1人につき1回に限り算定する。

ア 大腸癌におけるリンチ症候群の診断の補助

イ 大腸癌における抗悪性腫瘍剤による治療法の選択の補助

(2) 早期大腸癌におけるリンチ症候群の除外を目的として、本標本作製を実施した場合にあ
っては、「D004-2」に掲げるマイクロサテライト不安定性検査、又は「N005-4」ミスマッチ修復タンパク免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製を実施した年月日を、診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。

(3) 本標本作製及び「D004-2」に掲げる大腸癌におけるBRAF遺伝子検査を併せて
行った場合は、主たるもののみ算定する。